文化村

南アフリカの人口でズールー族は南アフリカの主な9大黒人グループ中で人口最多の一族です。大部分のズールー人は南アフリカ東方のクワズルナタール(Kwazulu Natal)に集中していま
す。ズールー語の中で「ズールー」とはパラダイスの意味で、ズールー人は自らを天の民と称しています。彼ら一定の程度の自主権を擁しており、しかも自らの生活スタイルをも持っています。

大多数のズールー人は部屋の多さで金持ちかどうかを決めません。家族の大きさ及び家畜の多さで自分の財産を自慢するのです。ズールー人はこの世の一切の事は祖先の霊が伝えて発生するのだと深く信じています。そのため祖先の聖地は許可がなければ、外部の人は入ることができません。田舎のズールー人のほとんどは農業が主体で、彼らは家畜を飼育し、トウモロコシを栽培し主食とするのを好みます。家畜は牛が最も貴重とされ、贈り物にされるだけでなく、平時は主人のために田畑を耕したり、ミルクや牛肉を提供し、財産を計算する際の貨幣代わりにもなります。この他、祖先を祭る際はお供え物として更に欠かせません。

ズールー族の指導権は父系世襲方式で、父親の正室が生んだ長子は推挙されて酋長に昇格します。この慣例と一夫多妻制はいずれも今日まで続いていますが、同一家族間での通婚はタブーとされています。何世代も経ったからといっても、同一家族のメンバーは永遠に兄弟姉妹なのです。現在の南アフリカのズールー人もいくらか時代の変化によって都市化されたとはいえ、大多数のズールー人は依然田舎にあって、彼らは今なお白人が上陸する前からの固有の伝統習俗を受け継いでいます。例えばズールーの男性は今まで一夫多妻制を採り、彼らは多くの妻を娶ることができます。彼に結納品として贈るのに充分な牛がありさえすれば、岳父たちの要求を満たすことができるのです。

豹革を着るのはズールー族酋長のシンボルで、伝統では例え誰が狩り取った豹であろうと、それはその族の酋長の財産なのです。ズールー族の女性は服装で彼らの種族と貧富及び婚姻状況を表します。ズールーの少女は上半身裸でカラフルな珠飾りを付け、既婚女性は必ず上着を着なければなりません。

戦舞とはズールー族で最も著名な舞踊で、各種作戦を象徴する動作からなる舞踊です。すばやい跳躍で、槍で突き刺すのとかわす動作で彼らの勇敢さと士気を表現します。ズールー族の勇士は南アフリカで最も勇敢でよく戦う一族と公認されています。

南アフリカ文化を深く理解したければ、ズールー文化村はきっとあなたを満足させてくれるでしょう。ズールー族の戦士たちはそれぞれ勇敢によく闘い、勇猛果敢で、文化村ではズールー人の生活の様子及び環境を窺うことができます。また特殊な伝統集落の蜂の巣のような住居を見学したり手を叩きながら、力と美が発散されるズールー伝統舞踊のショーを観賞することもできます。正統なズールー料理のご馳走もあなたが舌鼓を打ってくれるのを待っています。