ゴールドラッシュの夢のパラダイス–ヨハネスブルグ

百年の時は、一つの繁栄した大都市を急速に沒落させますが、誰も知らない一つの普通の街を一躍光輝く大都市に発展させるのは容易なことではありません
。ヨハネスブルグの軌跡は、このように極めて奇異な伝説に彩られています。西暦1886年、ここは名も無き小さな街でした。オーストラリアのガリンペイロ(金鉱発掘人)のジョージ・ハリソン(George Harrison)がうっかりつまづいた石から、荒地に黄金が埋まっていることを発見するまでは。その後探査を通して、地下に埋蔵されているのは細々した鉱床ではなく、長さ430キロメートル、幅約24キロメートルの弧を描く形の金鉱脈であることが実証されました。鉱床の大きさは前代未聞で、すべての人を驚愕させました。

豊富な鉱床はますます多くのガリンペイロをヨハネスブルグに向わせ、たった3年の間に全国一の大都市となりました。そこでこの人口100万の小さな街は正式にヨハネスブルグと命名されました。華人の人々は「約堡」とも呼びました。豊富な鉱床を要するため、イゴリ(Egoli、金の都市の意味)とも呼ばれました。ヨハネスブルグは海抜1,900メートルの平坦な高原上に位置する、典型的な高原都市で、気候は温暖で乾燥し、冬暖かく夏は涼しいという、世界で最も居住するのに適した都市の一つです。ヨハネスブルグは南アフリカ一の大都市で対外的にも門戸が開かれ、O・R・タンボ国際空港は市の郊外約45キロメートルの場所にあります。ここはまた同時に南アフリカ共和国の経済と金融の中心で、南アフリカの金の生産量が世界一のウィットウォータースランドは世界最大の金鉱鉱脈がある場所で、ヨハネスブルグはまさにそこに位置し、金が生産されることから誕生し成長した都市と言えるでしょう。


ヨハネスブルグの市街地は十分に現代化され、高層ビルがびっしりと建ち並び、高速道路は平坦で幅広いです。市中で最も人の注目を集める建築には次のようなものがあります。 (1)全アフリカ最高のストレイドム(J.G. STRIJDOM)電波塔。この塔の完成は1971年、高さ269メートル。(2)ストレイドム電波塔とはるか対峙しているのはテレコムSAのヒルブロウタワーで、高さは260メートルあり、2番目に高い建築物で、この2本のタワーはヨハネスブルグのランドマークと言えます。(3)市の中心部のカルダンセンター。50階建ての高さの最も高いビルで、50階には展望台もあり、大ヨハネスブルグ地区の全景を見ることができます。


しかしながら、ハイテクの商業エリアの中にあっても、依然多くの南アフリカ人はアフリカ薬草の店を開き、中にはシャーマンが患者に施術する伝統医療も行なわれ、アフリカ文明はここで西洋文明と擦れ違っているのです。香りが鼻をくすぐるインド商店と裁縫店は、東洋、西洋、アフリカの三つの文化の色彩が融合しています。ゴールドリーフシティ(Gold Reef City):19世紀のゴールドラッシュ時代のゴールドリーフシティの昔の姿を再現しています。
 

文化体験:ヨハネスブルグ付近のズールー族文化村は、集落の民俗情緒及び土着の舞踊のショーが観賞できます。ショッピング:ブルマ・マーケットで掘り 
出し物探し。北部白人エリアを離れ西南方にあるソウェトへ行くと、白人エリアとは違ったアフリカ黒人の伝統文化をディープに体験できます。軍事博物館:館内の収蔵物はあらゆる物が集められ、第一次、二次世界大戦期に南アフリカが参戦した歴史及びボーア戦争の歴史資料及び武器を陳列展示しています。